◆ ステンをチタンに交換する拘り ◆

7月14日(日)に、第5回スバルザカップが開催されました。

レース実行委員会の方々、また大会開催に携わった多くの皆様ありがとうございました。

そして、炎天下の中、長時間の運営やレースに参加された皆さま本当にお疲れ様でした。

P7140125

風は予報通り弱く、朝から北寄りの風が吹き、昼過ぎには南になるかと思いましたが、14時くらいまで北寄りでした。

P7140129

途中、昼すぎの風はベタベタ状態になり各艇はフリーズ状態。

タイムリミットまで残り1時間を切りフィニッシュまで4マイルある中、艇速は1ノットから2ノットと徐々に艇速は上がってきたが、GPSのフィニッシュタイムは15時オーバー

クルーの皆にはDNFが頭に過ったかもしれないが、私は絶対フィニッシュできると信じていました。

今までも何度かそのようなレースを体験していますが、諦めたら終わりです。

神風でも何でも吹いて必ずイーグルは勝つ! と、自分は思っていました。

[E:typhoon][E:yacht][E:dash]

話はスタートに戻りますが、3m前後の北東の風!

ポートスタートでスピン帆走になる気配・・

アウターからフレッシュウインドを掴んでスタートを切るイメージを描きながら、グループAのスタートをアウターの外側から観ていましたが、そのようなスタートをしていた艇が何艇かいました。

P7140139

U.LA.LA艇が最高のスタートしましたが、何とゼネリコ・・・

でも、自分自身が描いていたスタートが目の前で観れたので、更に良いイメージが出来ました。

その後、グループCのスタートまで時間があったので一度スピンアップの練習! 

その際、ちょっとしたシートのトラブルがありましたので上げておいて良かったです。

そして、スタート2分前、1分前、となりアウターマーク近くでマニューバリングしていましたが意外とアウターギリギリを攻めてくる艇もいなく、30秒前になったのでアウターマーク3艇身辺りからスターボーでマーク右側にアプローチしましたが、対抗する艇もいなかったので5秒前に余裕でジャイブし、スタート時刻ジャストでポートスタート!

かなり良いスタートが切れました。

P7140153

そして、慌てずスピンアップし4ノット、5ノット、6ノットと加速して行きました。

スタート地点から第2マークまでは約174度!

引潮の影響を考え、10度前後東よりを狙いいい感じで帆走出来ました。

P7140161

自分の考えでは、海ほたる寄りに行けは風は東から南東に振れ、南まで振れても対応可能なポジションで帆走していましたが、北東の風が吹き続き第2マークまでのアプローチに修正が必要になって来ましたが、それに気づくのがちょっと遅かったので第2マークから東寄りにオーバーランした状態で、落とし気味に走らせると艇速は伸びず高さを抑えていた艇団に追いつかれ、海ほたる回航までに同型艇のSPRAY艇に追い抜かれてしまいました。

スタートとその後の走りからは想定外の展開でしたがここで焦っても始まらないし、海ほたるを廻ってからの逆転もあると信じ次のプランを冷静に組み立てました。

ピンチをチャンスに変える時だと思いました。

先行していたSPRAY艇と隼スピリットⅡ艇は第3マーク通過後東よりへ行ったようでしたが、私は初めから第3マーク通過後はタックし羽田方面狙いを考えていました。そのまま、先行する艇の後ろを行っては逆転は出来ないですし・・・・

風はまだ北寄りでスターボークローズの走りでしたが、羽田や若洲寄りは他より陸風や海風のブロー帯があるので、それを信じてひたすらスターボーで走りました。

このポジションからは東に風が振れればフィニッシュへ真っ直ぐ入れるし、西に振れてもタックしてポートのスピンランでフィニッシュを狙える。そして、南からの風でもスピンラン可能な3面待ちで対応していました。

P7140148

SPRAY艇と隼スピリットⅡ艇は当艇より東よりの海面でサイドバイサイドのバトルを繰り広げていたようでしたが、風が一気に弱くなり艇速ダウン、その間、こちらは微妙な風を受けて地道に高さをキープしていましたが、隼艇が当艇の走りに気づいたのか落とし気味で艇速を延し当艇の後方へ近づいてきましたが、その後タックして東へ、当艇は直ぐにタックをしないでその先のブロー帯を掴もうと思いましたが、期待通りの風ではなくタックした隼艇がいい感じで東へ艇速を上げていましたが、ここで焦っても仕方がないのでフィニッシュまでレーティング差の5~6分離されない走りをすることを考え、ブローが入るのを待っているとついに来ました!

南東の風です!

リフトアップし、フィニッシュ位置も正面に見えてきました。

風も徐々に上がってきて、クローズドリーチで艇速も6ノット前後で帆走!

この風が続けば、隼艇とのフィニッシュタイム差は修正で届くと思いましたが、東寄りにコースをとっていたSPRAY艇がスピンランで爆走してきました。

一時、ラルにハマって艇速が伸び悩んでいる間、こちらがリードしていた感じでしたがまたもやピンチです。こちらも6ノットくらい出ているのにどんどん近付いてくる感じです。 

ちーちゃんに双眼鏡で観てもらっていましたが、かなりのスピートで8ノットは出ていたようです。

そして、フィニッシュまで残り200mくらいまで近づいた際、このままでは追い抜かれると思いスピンアップを決断!

スピンを上げるには角度が厳しかったが、何とかクルーが一丸となってホイストでき艇速も6ノット台から7~8ノット台にアップし最後の1分間はフィニッシュするまで物凄いバトルでした。

ジェノアを降ろす時間もなかったので3枚張り帆走 [E:yacht][E:dash]

そして、イーグルⅠ世が、5時間8分30秒でフィニッシュ! 

1秒差で勝利!  1/18,510秒 (レースリザルト)

勝敗を決めるには、あまりにも酷なタイム差かもしれません。

私が常に思っていることに、フィニッシュタイムを1秒速くするため、艇速を0.1ノット速くするにはどうするか?  ってありますが、日頃の艇の艤装や、チューニング、そしてセールの管理など沢山あると思います。

P7140166

P7140168

今回、艇長会議にて本船に対する危険回避を敏速に行う安全対策上、船外機の取り外しが禁止になりましたが、船外機を付けたままと外した際のピッチングモーメントは大きな違いが出ます。 艇のバウやスタンの重量を軽量化することは大事です。

ロングレースでの影響はかなりありますが、ルールであれば仕方がないことです。

イーグルは今年から、2スト3.3馬力で13.5kgの軽量エンジンをレース用として購入しましたが、更にそのエンジン用の取付けブラケットを通常3~4cm合板に対し1.5cmの薄板とコルク合板で軽量化し

P7150260レース前日には取付けボルト・ナットをステンレス製からチタン製に交換しました。重さは約半分ですが、その違いはどれだけ影響があるかは微妙です。

でも、その心意気が大事だと思うし、その思いや努力はクルーに伝わり、艇には自分の魂を注ぎ込んだ感じがします。

初島ダブルで出航前にレッドブルを飲んで良い成績を収められたので、今回も皆で飲んで気合い注入! 

P7140090

更に初島ダブルでもそうでしたがレース終盤にアリナミンVを飲んでパワーアップ!  

ちーちゃんは、まさにい用として、アリナミンVより倍の値段のアリナミンV&Vを用意してくれました。

飲み終えてしばらくした後、あ・ そうだと思い! ちーちゃんにさっきのV&Vの飲み残しをイーグルのハルにかけてって言って、これでイーグルもパワーアップした気になりました!

実際、この行為をした後にミラクルブローが吹いてタイムリミット内にフィニッシュできグループCのファーストホームと優勝をすることが出来ました。

馬鹿げた話でマンガのようですが実話です。

P7140239

良いイメージや自分が思ったゲン担ぎで良い結果がでれば、それはそれで良い事だと思います。 多分、精神的に安心してリラックスできるのかも知れませ。

今回のスバルザカップは、チームとして参加した今年初レース!

もしも、第1マークか第3マークで短縮レースになっていたら優勝していませんので、そのチャンスを生かせたことはとても嬉しいです!

そして、チームの皆で勝てたことに価値があると思います。

P7140252

イーグルチームを応援して下さった皆さん様、ありがとうございました。

第1回第2回と連覇、そして第5回で返り咲きました!

P7160281

次の目標に向けて、早速、土日から練習開始します(^O^)/

1 Comments

Yasu says...""
おめでとうございます。
Yasuです。
1秒差だったんですね。
記事読んで、あのウルウルの訳が分かりました。 これまでの運営サイドの辛さだけではないなぁと感じました。
自分もまだまだ足を引っ張っている状態ですが(オーナーや他のクルーに申し訳ないですよ)、クルーとしてクラスが変わっても、1、3、5回とタイトルを経験できて良かったです。まさ兄、ちいちゃんと一緒ですね。
やっぱりビッグタイトルって気持ちいいですねぇ。
そのうち自分も腕をあげたら、またイーグル乗せて下さいね。
ではでは
2013.07.17 19:21 | URL | #79D/WHSg [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

該当の記事は見つかりませんでした。