◆ スピンランでブローチング3連発! ◆

  6月13日(日)はTBC第4戦でした。

海上コンディションは、結構、風とうねりありちょっとしたサバイバルレースって感じでした。P6130206P6130197P6130196

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レース前に今日のジェノアは№2で行くか№3で行くか悩みましたが、トラブルを出来るだけ避けるために、№3を選択!

結果的には、オーバーパーワーにならかったので正解でした。

この日は、風が強かったのでレースコースもいつもより長めに設定されました。

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上下どちらもさほど変わりはない感じでしたが、それでもアウター有利とみて、それなりのポジションでスタートしましたが、№3ジェノアはリーウエイの影響が大きいので、スタートから下に流され、下にいた大型艇へのポジションが良くないためタックを行い離れたところでもう一度タック!

この日は、強風の為タックも大変でした・・・

タイミングが悪いと一気に艇速が落ちてしまい、更に下へリーウエイするって感じでした。

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レースの結果は、1レース目が2位で、2レース目はOCSでした。

Tbc2010_pdf

2レース目はいろいろトラブルがありましたが、何とかフィニッシュしましたが、フォーンが鳴らなかったのでやっぱりリコール(OCS)でしたね・・・

確かにスタート時行足がついてジェノアとメインをシバさせましが下艇からの突き上げにあい、ラインギリギリでした。

スタート後のリコール旗を見落としていたのも反省ですね!

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でも、2レース目は貴重な経験をしました。

ブローチングです![E:crying]

話には良く聞きますが、レースで体験したのは初めてでした。

私がイーグルに乗るようになって今年で10年目になりますが、スピンアップしてブローチングの初体験したのは今年の春頃でした。

練習中に風が強くなり、中途半端な状況で帆走していたらクルリって感じで突然おきました。

結構、ヒールしたんで沈するかと思ういましたがさすがクルザーですね。

復元しました。

今回はレース中にそれがおきました。

全て、経験の未熟さからの結果だと思います。

とはいっても、今まで強風時は、安全のためスピン練習をはほとんどしたことがなかったためその起こりえる状況をクルー全員が感覚としてなかったからだと思います。

1回目の時は、何がなんだかわからないうちに起こり、2回目はどうしてって感じでおこり、3回目は、また来たなって感じでした。

3回目の時は、2回目を立て直して、その後直ぐに起きましたので、みんなジタバタせずに自然に体を委ねる感じで冷静に対応していました。

1回目はやっさんが半落水して、艇に引き上げるのにちょっと時間がかかりましたが、クルーみんなが怪我をしなかったのが不幸中の幸いです。

下の写真のようにライジャケの自動膨張テストも出来ました。

P6130219

今は、笑い話にできますが、一つ間違えれば、笑えない話になりかねません。

ブローチングはどうして起こるか??

ちょっと考えてみました。

ネットで検索すると、こんな文章を見つけました。

「ブローチングとは、ヨットに過剰の推力を与えられると、船自体が安全な体勢に立ち直ろうと風上を向く力学的な動作のことです。」

「船が斜め後ろから追い波を受けている時、押されてスピードが上がり、船の前方が振られて、波の下り斜面横滑りするような状態になること。かじが利かない操船不能になり、転覆することがある。危険な状態のため、この現象を避ける操船が必要になる。」

ってありました。

http://www.kaiho.mlit.go.jp/09kanku/koutsubu/anzenkakuho/broching.pdf#search=

なるほど・・・

確かにそんな状況です。

そして、【(社)日本海難防止協会 安全運航のいろは】より

一般的には、向かい波よりは追い波の方が船の揺れも穏やかですが、それも波の大きさと船の大きさによっては危険な状況となることがあります。比較的小型の船舶では、ブローチングによりアッという間に転覆する事例が時折みられます。

1 追い波の危険 

(1)プープダウン(pooping down)
船尾からの追い波の打ち込みをいいます。船体や舵などの船尾構造の耐波性も悪く、また船尾居住区の扉などを破ることもあるので、非常に危険な現象です。 

(2)ブローチング(broaching to)
船が追い波で航走するときは、船と波との相対速度が小さいため船尾が波の谷または傾斜前面に入ったときに、急激なヨーイング(yawing、船首揺れ)をして船体が波間に横たわることがあり、これをブローチングといいます。
船がブローチングを起こしたときに、突然他の傾斜モーメントが重なると、大きく傾斜して復原モーメントを失い転覆してしまいます。

2 追い波時の航法

(1)スカッディング(scudding、順走)は、波浪を斜め船尾方向に受けながら航走する方式です。台風中心から脱出するような場合に向いています。なお、ブローチングやプープダウンに注意する必要があります。
(2)針路を少し変え、また速力を落とす。
(3)操舵は小刻みに行い、船首揺れに対しては慎重に対処する。
(4)特に小型船の場合には舵機、舵への衝撃の緩和に注意する。

以上

[E:yacht]

このようなことから、強風でうねりのあるのランニングは出来るだけ後ろへ体重を移動し左右のバランスと波の動きを読みながらハンドリングを行い、無理はしないことって感じしょうか・・・

今まで、強風時でもブローチングはしたことがなかったのが自慢でしたが、自慢は自惚れになりかねないので、常に起こりえることを前提に対処するべしと思いました。

艇の被害も、スピンの右下のクリュー近くが縦に5×20cmほど破れましたが、リペアテープで補修出来る程度でしたので良かったです。

やはり、クルー全員が無事だったことが何よりです!

自分の体は、多少全身筋肉痛と、お尻の右側が打撲で現在シップ中です。

来週はTYCレースですので、頑張りましょう!

[E:good]

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4 Comments

イーグル says...""
yukikazeさん
貴重なアドバイスありがとうございます。
今回、レース映像を撮ったつもりでしたがスイッチが上手く作動していなかったようで撮れていませんでした。
1レース目はフルレースの映像がありますので、後ほどブログにアップしたいと思います。
その映像をみると、ブローチングする要因がいくつかありました。
今回、クルーのみんながブローチングをいやというほど味わいましたので、頂いたアドバイスも理解できると思います。
ありがとうございました。
今後も宜しくお願い致します。
イーグルⅠ世 中村
[E:yacht]
2010.06.15 01:05 | URL | #79D/WHSg [edit]
yukikaze says...""
初めまして
最近まで23Ⅱに10年以上のっていた者です。
浦安でも数年前 レースに参加したこともあります。
ブローチングですが 私も経験があります。
ディンギー出身のせいか クルーザーでは少ないですが
クルーザーの場合 大人数なんでうまく連携できなく
ブローチング防止するのは たいへんですネ
防止策としては
コースの変更は極力 ラダーを使わない。
=使うと ブレーキがかかり 逆にブローに弱くなる。
  ヒールをうまく使って コントロールする。
メントリやバングコントロールはそれぞれ 一人が専従
=ヘルムスマンは慣れるまで ティラーだけ操作。ブローチングしつつあって ブームが海面にささる直前は バングの開放で救われることがあります。
ラダーの効きを失わないように 後ろに乗り ラダーを水中に深くキープ
=悪コンディション下では 先進的なデザインの形状は、ラダーがストールしやすい。もしストールしたときは 激しくティラーをゆすって 回復させる方法もある。
ガイコントロールは慎重に
=大きなトラブルは ガイがルーズすぎることが原因が多い。デットランでも スピンの真ん中縦のシームが フォアステーと 重なるくらいで良いと思います。
自身のない時は 上げない。
=NO.3で観音開き ポールで突っ張る(スナイプのように) 
以上 思いついたことを書きました。
長々と失礼しました。
2010.06.14 23:09 | URL | #79D/WHSg [edit]
イーグル says...""
uneさん
昨日のレースはお疲れ様でした。
当艇の写真でお役に立つようでしたら、是非ご利用ください。
昨日のコンディションはハードでしたね・・
イーグルは、№3ジェノアを選択したのでヒールに関しては差ほどきつくはなかったです。
それにしても、浦安のマニュジュさんの走りは素晴らしかったです!
きちんとエンジンも外しているし・・・
当艇も見習うべきと所が沢山あり勉強になります。
まだ未熟な面が多いので頑張りたいと思います。
昨日の2レース目はOCSでしたので反省する面もありますが、ブローチング3連発はとても良い経験をしました。 
矢吹ジョーの如く、なんども倒れましたが立ち上がりました。
そして、何かを得た気がしました。
当艇がブローチングする限界を・・・・
今後、同じ失敗を繰り返さないために体で覚えた感じです。
では!
今後ともよろしくお願いします。
[E:yacht]
2010.06.14 22:39 | URL | #79D/WHSg [edit]
une says...""
隼スピリットのuneです。いつも拝見しております。
昨日のTBCレースお疲れさまでした。結構タフなコンディションでしたが、写真をしっかり撮影されているとは素晴らしいです。
当艇の写真も撮っていただきありがとうございます。セイルトリムやマストセッティングの参考にしたく、また当艇のブログにも利用したいと思うのですが、転用させていただいてよろしでしょうか?
2010.06.14 21:23 | URL | #79D/WHSg [edit]

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