◆ 長期上架から、久々のクラブレース! ◆

9月中旬に開催されたミニトン全日本の戦いを終えてから、その疲れを癒すかのように夢マリの修理ヤードに約1ヶ月半上架し、船底やラダーなどを修繕していたイーグルⅠ世だったが11月5日(土)に下架しました。

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Gバースに係留するのは久しぶり・・・

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今回、船底に使用した塗料はシージェット039ですが、この塗料を塗るにはこれまでのシージェット034をすべて削り取って、更にキールやラダーの表面を流線形に成型するなど、かなり手間は掛かりましたが、その甲斐あって仕上がりは非常に満足出来るものでした。

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上架中にハル磨きを色々な工程で何度も行って頂いたお蔭でかなり艶が出ましたし、喫水線から約20cm辺りに赤いラインが入っていますが、その間とスターンの船底部分もハルと同色のエポキシに塗り替えて頂きました。
そして、ラダーのシーブ交換により、ガタツキは無くなり良い感じです。

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下架した翌日は、TYC第8戦でクルーも4人揃いレースに参加!
この日は、ディスニシー沖からスタートし、南沖約5マイルの回航マークを廻ってスタート地点に戻ってフィニッシュのプチロングレースでしたが、南下するほど風が強くなりダウンウインドでは艇速10ノットオーバーでかっ飛びました。

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マーク回航後ジェノアを№2のまま帆走してしまいオーバーパワーで艇速が伸びませんでした・・・
№3にチェンジして帆走していれば、もう少し楽にそして速く帆走出来た感じです・・ 反省 (T_T)
成績は修正2位!  良い出来でした!

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その1週間後の13日は、TYC第9戦TYC会長杯の最終戦!
この日は、クルーが2人でしたが、風が弱かったので不安はありませんでしたが、スタート後は徐々に風が弱くなり、そして無風状態・・・
1上マークまで迷走状態で、コースも2レグの短縮となりましたが、1上マーク回航後少し風も吹いてきて何とか挽回し成績は修正3位でした。 1上マーク回航までの状況を考えれば上出来でした。

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これで、今年参加するレースは終了しましたが、11月26日(土)と、12月18日(日)にガッツリ練習会を予定しています。
上架が長かったのでサイドステーなど、リグの調整が狂っていないかの確認とセーリングスキルをチェックする予定です。

今後のレース活動は未定ですが、当艇の弱点は、やはり微軽風ですのでレースに参加するしないにかかわらず、微軽風練習は大事だと思っています。

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◆ 最終レース ショートディスタンス! ◆

大会期間中の風の予報は、1週間前からチェックしていましたが毎日目まぐるしく変わっており、強風の予報は嬉しく思いましたが、微軽風予報になっていると不安でした。

微軽風になれば、今大会に参加していた高井1/8のミニトンスペシャルボート3艇が、そのポテンシャルを最大限に発揮できる風域になりますのでそれが驚異でした。

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結果的には、レース1日目は10~20ノットの風が吹き当艇のY23Ⅱにとってはありがたい風でした。

レース2日目は午前中は軽風予報でしたが、実際は午前中から沖合では10ノットオーバーの風でしたので、微軽風での神経戦にはなりませんでしたが、コースが片上り1本でしたので違う意味で緊迫した接戦となりました。

最終レースとなる第5レースは、ショートディスタンスレースとしてディスニシー目の前の沖合をスタートし、南南東沖合約4.5マイルに設置したマークをアンクロックで回航しスタート地点に戻るレースです。
2007年のミニトン全日本では海ほたるを回航しましたが、2009年からスバルザカップレースが開催されるようになり、ヨットレースに対する保安庁の見方がシビアになってきたようで、今回は保安庁からこのコースに限定されたようです。
本来はもう少しコース距離を長く設定していたようですが、許可がなければレース自体が出来なくなるので仕方がないことです。

9時スタートに対して、各艇が本部船近辺に集結しスタートラインが引かれましたが、マーク方向南南東に対して風は北東となりスタートはポートタックのアビームかスピンアップになりそうでした。

スタート海面の風速は6~8ノットあり悪くない風速でした。 
アウターサイドがフレッシュウインドを掴むには有利でしたので、アウターリミットからのスタートを予定しました。

コース外側からスターボーでアプローチし、アウターマーク手前でジャイブ後にスピンアップという手順でスタートすることにし、、スタート前に一度シュミレーションを行いそのイメージを掴みました。

本番も同じリズムで行いましたが、バーバリアン艇と隼スピリットⅡ艇が絡んできて一瞬緊迫しましたが、リミット一杯からのスタートに成功しました。

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少し上り気味で加速し、直ぐにスピンアップで更に加速しましたが、ほぼ並走していた隼艇とガチンコのバトルが始まりました。
お互いイーブンの艇速でしたが、しばらくすると当艇が少し前へ出始め、その後、スピンダウンしクローズリーチからアビームで帆走!
その後はGPSにプロットした回航マークの位置を目指しながら、ひたすらVMGの艇速と隼艇に対する抑えを仕掛けながら帆走に集中しました。

何とか回航マークをトップ回航出来ましたが、その差は1艇身程で僅差でした。

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回航後は、クローズリーチでの帆走になりましたが、後続の隼艇を如何に抑え切れるかが勝負でしたので、当艇のブランケットから逃さないようにコントロールするとともに艇速が落ちないようにVMGの走りに集中しました。
この時の艇速は5~6ノットで、少しでも艇速が落ちるとあっと言う間に近づかれる状態でした。

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ブランケから逃れようと上り角度を変えた際は、それに合わせてこちらも角度を変えてフリーにはさせない帆走を約40分は続けたと思います。

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マーク回航から2艇身以内の緊迫したバトルが続き、フィニッシュまであと少しというところで風がディスニシーのブランケで少し弱くなり、はらはらドキドキでしたが何とかスタートから約1時間38分抑えきってフィニッシュ!
ショートディスタンスレース初のファーストフィニッシュをすることが出来ました。

その後、7分以内に全艇がフィニッシュするという展開になり、早めにレースが終了しました。

◆ レースを振り返ってみて。。。 ◆

9月17日~19日の3日間で行われた、第36回ミニトン全日本選手権大会を振り返ってみると、やはり風に恵まれた感じがします。

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2013年からのミニトン全日本4大会においてレースを行った日程が、浦安3日間、琵琶湖1日間(1日は荒天中止)、鹿児島2日間となっており、全部で20レースが開催されましたが、その内のほどんどが初めから又は途中から15ノット前後の風が吹いていました。もしも、レースが開催された日程が1日又は1週間ずれていると風がなかったり超微軽風になっていた感じです。

当チームは日頃から強風には慣れており、あえて30ノットオーバーの風で半日練習したこともありましたので強風コンディションには自信がありました。
特にクローズホールドでの帆走は、吹き倒されずにヒール角度を一定に保つスキルや、ダウンレグはブローチングしないハンドリングはかなり上達したと思います。

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今大会の第1レースは、予定時刻ではべた凪状態でした、すでに南から入っていた風が30分程でレース海面に吹き込んで来てスタートしました。

スタート時に選択したセールは、№1ヘビージェノアでしたが、1上マーク回航後、風がどんどん強くなってきて1下マーク回航後の上りは№2ジブへセールチェンジを行いました。

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本吉氏のタクティクスもいつもながら冴えており、スタートは本部船寄りからとの指示で予定通りを行い、この日は右海面が良かったようですので、スタート後は早目にタックを返し右海面に出ました。

1上マークまでのクローズホールドでは、体重が軽いちーちゃんと川崎君が一生懸命、強風時の練習で実践している座布団ハイクアウトを行い艇を起こしてくれました。

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更にセールの絶妙なトリムに対して、クローズホールドでの微妙な上り角度を変えながら帆走した甲斐があって各マークをトップ回航でフィニッシュ!

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チーム内では上り角度を車のマニュアルシフトのように1速から7速と称して使い分けていますが、6速7速はスタートラインへのアプローチの際に艇を止める時や上り角度が必要な時に使い、通常のクローズホールドでは4~5速を使っています。
波が悪い場合は3速や行き足がない場合は2速に落としますが、その感覚はテルテールの流れ具合やヒール角度を目安にしています。

本吉氏によるとオーバーヒールを食らうとリーウェイを起こし半艇幅くらいは高さを失うので、艇速が落ちてもオーバーヒールは厳禁と言っています。
大きな波を食らう時がありますが、その際もバウを落とされてオーバーヒールしないようティラーを少し突いて波に侵入したりしますが、実際にはその波を体験して体で覚えることが一番です。

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当艇は本吉氏のコーチング練習会を行う際は、毎回、練習映像を予備バッティリーを接続して約5時間録画し、練習終了後はその映像を観ながら1時間以上はミーティングを行って、帆走スキルのレベルアップに活用してきました。
練習後の映像分析はとても勉強になり、普段の練習の数倍の効果はあると思います。

第2レース目からは、スピンがバーストしないよう万が一のことを考えセールエリアは小さいですが0.75オンスのコード2を使用!

風が強く、ジブ選択を悩みましたのがブローで20ノット前後ありそうでしたので、№3ジブでスタート!
しかし、スタート直前に少し風が弱くなり思ったほど強い風にはならなくなりました。
1レース目と同じコース取りで攻めましたがジブが小さいためアンダーパワーとなり、艇速が伸び悩みでした。

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1上マークまでのレイラインも微妙でしたが、ポートで前を横切ったクリークバイサユト艇が上側に出て当艇が内側となりスタ-ボーの並走状態でマークへアプローチ!
当艇はそのままマークを回航することが出来なかったので2タック入れましたが、そのまま回航出来たクリークバイサユト艇に先行されました。
1上マーク後、2~3挺身リードされましたが出来るだけ離されないよう食らい付いていると、ダウンレグの中間くらいで先行艇がブローチングしたので、その隙に当艇がオーバーテイクし1下マークはこちらがトップ回航を奪え返しました。

2上へのクローズは№2ジブへセールチェンジを行い、後半はそのまま全艇を抑え込んでフィニッシュ!

何とかフィニッシュできましたがレース中、№3ジブを使用した際、ジブハリヤードの被服が剥がれシートロックが効かなくなり、ウインチに巻いてクラブヒッチで固定しました。
以前ジブハリを修繕して傷んだ部分をずらしてましたが、その傷んだ部分にストッパーが当たり被覆が破けてしまったようです。
このレースは、ダウンレグはジブを降ろさずに帆走することで凌ぎました。

第3レース前に、ジブをゆっくり降ろしてジブハリの剥がれた被覆をテープで応急処置をして上げ下げできるようにしましたが、シートロックは使えないのでウインチに巻いてクラブヒッチで固定する方法で凌ぎました。

第3レース、第4レースは、風が益々強くなり、1レグの距離が0.8~1.0マイルと長くなりましたが、アンダーパワーを恐れてジブは№2を使用し、レース展開は同じような感じで色々ありましたが、何とか4レースオールトップでこの日を終了しました。

第5レースのレポートは後ほど掲載します。

◆ ミニトン全日本初参戦の9年前は、8艇中8位の最下位 ◆

イーグルⅠ世がミニトン全日本へ初参戦したのが、今から9年前の2007年10月に浦安で開催された第27回ミニトン全日本選手権大会でした。
その時の成績は参加8艇中8位の最下位です。
5レース行われましたが8位、7位、8位、8位、8位でダントツの最下位でした。

第27回ミニトン全日本選手権大会リザルト

その6年後の2013年に再び浦安で開催されたミニトン全日本選手権では初優勝し、その後、琵琶湖、鹿児島で連覇、そして浦安では3回目の開催となった第36回ミニトン全日本選手権にて、5レースオールトップの完全優勝し、ミニトン全日本4連覇を達成しました。

第36回ミニトン全日本選手権大会リザルト

このような成績を達成できるようになったのも、ミニトン全日本での優勝を目指した頃から、毎年、約20~30回の定期的な練習会のコーチングとレースに参戦頂いたプロセーラー本吉夏樹氏のお陰とチーム全員の努力の賜物かと思います。

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2013年からの4大会で20レースが行われましたが、毎回、風速10~20ノットの風が吹くことが多く、Y23Ⅱの当艇にとってはとても走りやすい風でした。

レースが始まれば、ヘルムスはタクティシャンのコース引きに対してその指示に従い、前方の海面の波やブローの状況を見ながら、艇のヒール角度とジブのテルテールに集中し、廻りの艇の状況は気にしないよう指導され、とにかく艇の帆走に集中しなければなりません。
上り角度を微妙に変えたクローズホールドや、オーバーヒールをさせない帆走とタックなど・・・ この数年間で色々学びました。
独学では学びきれないことばかりで、やはり、優秀なコーチはチームや自分自身のレベルアップには欠かせないことかも知れません。

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このところ、雨続きのためレースで濡れたセールを片づけ出来ていませんでしたが、晴れた日曜日にやっと片づけが出来ました。
今年で4年目になる本番レース用のセール全てを1枚づつアトリウムにて広げて空拭きをし、平置きできるイーグルロフトへ大切に保管しました。 今回、約1年ぶりに使用しましたが、次回、使用するまでゆっくり休んでもらおうと思います。

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◆ ミニトン全日本 大会1日目終了! ◆

第36回ミニトン全日本選手権大会の1日目が終了しました。

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チーム恒例のレッドブルチャージを行い出航!

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1レース目スタート予定時刻の9時には風がなく風待ちとなりましたが、その後12ノット前後の南風が吹いてきて第1レースがスタート! 

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そして、2レース目以降は20ノット前後の風となりミニトン艇としてはハードなレースになりましたが、予定していた4レースを消化し、オールトップで大会1日目を終えました。

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​大会2日目は、ショートディスタンスレースが1レースありますので、明日も頑張りたいと思います

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